1.食事  

エジプト料理はいろいろありますが、私の好物をまずはご紹介しましょう。
コシャリ  エジプト定番の混ぜゴハンのようなものです。お米、マカロニ、スパゲッティ、豆を炊いて盛り合わせ、その上にカリカに揚げたタマネギを散らし、トマトソースをかける。好みによっては辛いソースをさらにかける。お店によってちょっとソースの味やスパゲッティの種類が違います。
 私はカイロに住んでいる時、1週間に4日は食べていました。1エジプト・ポンド40円として、テイクアウトの小さいもので40円から60円くらいです。女性なら2食分になるかも。
ターメイヤ  これも定番のそら豆のコロッケ。ごはん大好きの私としてはターメイヤにソースをかけてホカホカごはんと食べたいところですが、エジプトでは半分に切ったアエーシ(パン)の中にサラダと一緒に入れてタヒーナ(ゴマだれ)をかけたものが多いです。写真1
タヒーナ  ゴマだれです。これも、美味しい。日本のゴマ・ペーストは甘いものが多いですが、これは甘くなくさっぱりしています。アエーシ(パン)につけて食べると何枚でも食べられちゃいます。写真2
モロヘイヤ・スープ  今では日本でもおなじみのモロヘイヤのスープ。半月型の包丁で葉の形が無くなりネバネバするまで刻み、鳥や兎のスープに入れる。友人が昔ながらの方法で作って見せてくれましたが、最近では粉のものを使ったり、ミキサーで刻む人が多いそうです。手作りは手間がかかりますが、味は全然違います。
 その他、美味しいものは沢山ありますが私がベジタリアンという事で肉ものは紹介できません。昔食べたのですが、もう味が思い出せない。それに、はまった人はぬけられなくなる(?)というエジプトの甘〜いケーキ。これも全然はまらなかったので・・・。歯が抜けそうに甘いことは確かです。あと魚介類。これは辛い過去があるので触れないでおきます。
 あと、一番の問題はおなか。これは屋台のコシャリを食べても平気な時は平気だし、地中海沿いのいいレストランで食べてもあたる時はあたります。もし不幸にもお腹をこわしたら、整腸剤を飲んでしばらく何も食べないのが一番だと思います。(よくある下痢止めよりビフィズス菌のような整腸剤がベター)飲むものも水よりスポーツドリンクがおすすめです。旅行に行かれる方は粉状の物を持っていくと便利です。

 

1-ターメイヤ
これはホテルの朝食なのでおしゃれに盛り付けてありますが街で買ったら新聞紙に包んで渡されます。

2-タヒーナ 
どんぶり一杯のタヒーナは一人では食べきれなかった・・・。
これも街で買うとビニール袋や小さい容器に入れてくれます。
コシャリ
この写真じゃあまり美味しそうに見えませんが、味は保証します。
これもコシャリ。ソースも付けてくれます。
右(赤色)は普通のトマト・ソース。とは言っても、ただのトマトのしぼり汁。

左(茶色)はチリ・ソース。私には辛くて使用不可。
ザマリックの橋のたもとにある小さなお店。
ここのターメイヤのサンドウィッチとこのおじさんがお気に入り。さめたターメイヤもこの笑顔に免じて許してしまう。元気かな〜?




2.道 路

エジプトの道路は車やバイクだけではありません。人は勿論、馬あり、牛あり、らくだありです。
朝のラッシュ   10月6日通り エジプト考古学博物館の横
頭の上は洗面器やバケツ  雑貨売りのお兄さん
サファフィイーンのアハメッド・オラービー通り近くにて
カイロの街  遠くにモカッタムの丘が見える
夕方、学校へ行く途中で必ず会ったおじさん。
ガリガリでボコボコの牛に乗っている 私も1度乗ってみたい・・・

アハメッド・オラービー通りにて
これも学校へ行く途中の風景
らくだには全部、番号がふってありました
アハメッド・オラービー通りにて
牛もらくだも鞍なしで乗っている  痛くないのかな? らくだ、人、車、バイク・・・ 車道も歩道も関係ありません

カイロから少し離れるとこんな感じになります
私もロバ飼いたかったな、エジプトに住んでるとき・・・
市場へ行くのも学校へ行くのもロバで・・・
 エジプトの道にはすさまじいものがあります。カイロに住み始めた頃、正直、外出するのが怖かった。車道には二車線だか三車線だかわからないほどグチャグチャに車が走っていて歩道にも人や露天商がいっぱい。道路を渡るときは、子供を連れた女性やお年寄りが渡るときに一緒に走る、とか本当神経を使いました。バスやタクシーに乗れなくて、街の中心地からアパートまで徒歩で往復し、付けていた万歩計が15キロになっていたこともありました。
 道路が途中から土になっていてドロドロだったり、砂漠に近い郊外の道路はアスファルトが溶けかかっていたり・・・。あと、驚いたのは雨が降ったとき。道は洪水、子供達が大騒ぎで遊んでいました。下水溝ってないんでしょうか? 道路に穴らしきものを見たことがありません。しかし、前回カイロに行ったときには横断歩道が出来ていたくらいなので道路事情も変化していくのでしょう。
 カイロの道で一番驚いた事は、広い道路の真中になぜかゴミがたくさん棄ててあり、その中に大きなネズミ系の動物の死骸があったこと。ティッシュペーパーの箱二つくらいの大きさのウォンバット、という感じの動物。猫でも犬の死骸でもない。ありゃなんだ? あまりの衝撃に何がそこにあるのか理解できなくて暫く立ち止まっていたら、『ビックリして死骸を見つめている私』の周りを子供達が囲んでいた。「何これ?」って聞いておけば良かった。いまだにアレが何だったのか、わからずじまい。



3.ハーキム・モスク

奇人、アル・ハーキムをご存知ですか? ある夜、いつもの様に散歩に出たまま帰らなかったそうです。
そんな怪しい伝説とは違い、とても綺麗なモスクでした。

場所はカイロのイスラム地区。中世の香りを残すエリアの城壁沿いにあります。

お祈りに来た女性 中庭
独特な形のミナレット

 中世エジプトを支配した第六代カリフのハーキム。狂気の人として有名で謎にみちた最期をとげており、一部の人々は彼を神格化してドルーズ派としてレバノン、シリアなどに住んでいるそうです。
 家来や民衆を残忍な方法で殺したり異常な禁止令を出したりする半面、学芸についてはかなり情熱を傾けており『知恵の学舎』と称する研究所を設立して学者を厚遇。また、天文学にも力をいれていてモカッタムの丘に天文台をつくらせ、自ら天体観測をする事もあった。
 夜な夜な街を徘徊していたそうですが、ある夜いつもの様に出かけたまま二度と戻ることはなかった。捜索隊が砂漠で見つけたのは、短剣の刺し傷があるカリフの服のみ。死体は見つからず、犯人もわからずじまい。しかし、ハーキムの妹が首謀者となって殺害した、との説があります。
 残忍なカリフが謎の失踪をしたモスクは長い間荒れていたが、今の様に綺麗になったのはつい最近のこと。怪しいカリフが関わっているモスクを一目見ようと出かけましたが、とても綺麗な普通のモスクでした。もっと、おどろおどろしいものを想像していたのですが・・・。古代エジプトとは別に、中世エジプトも興味深い時代です。



つづく